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電気自動車とは

電気を原動力として走行する自動車の総称のこと。略称をEV(Electric Vehicle)という。一般的な自動車は石油系の燃料を内燃機関で燃焼させ、そのエネルギーで走行するが、それに対して、電気自動車は電力で電気モーターを回転させて走る。電気自動車のタイプは主に次の3種類に分けることができる。

①外部から何らかの形で電力の供給を受けて走るタイプ
代表例は、トロリーバスやジャイロバスである。トロリーバスは、欧米の主要都市で19世紀末から使われてきたものである。架線を2本必要とするため、個人の自動車が普及し始めると動きが規制され邪魔な存在となり、今日ではあまり残っていない。
ジャイロバスは、停留所に止まるたびに、2本のポールをあげて電気を受け、電気モーターで抵抗のきわめて小さいジャイロを回し、回転力を蓄え、走行するときにはモーターの回路を逆にして発電機として用い、その電力で車輪のモーターを回して走るタイプの電気自動車である。

②車上でなんらかの形で電力をつくって走るタイプ
熱や化学反応などから緑説電気を取り出す燃料電池や、太陽電池などを用いるものである。まだ、開発段階であるが、より高性能な太陽電池が生まれれば、実用化の可能性がないとはいえない。

③蓄電池にあらかじめ蓄えた電力で走るタイプ
自動車の原動機として理想的で、重量に対して出力が十分ならば変速機を内蔵しているようなもので、別体のクラッチや変速機を必要とせず、運転がきわめて容易である。反面、バッテリーの蓄電能力に限界があり、大きく重いにもかかわらず1充電当りの走行距離は短いという欠点があった。それを補う方法として、小型のガソリンエンジンを搭載してつねに定速で発電し、蓄電池に充電しながら走る、いわゆるハイブリッド方式が実用化されている。発電用ガソリンエンジンは相対的に小さいうえに、定速運転をするので燃費は低く、かつ排ガス対策もやりやすい。今後の開発によっては、有限である石油系燃料を用いるガソリン、ディーゼル自動車にかわって、電気自動車が普及する可能性は十分にある。